「情報」を置く。ということ。

 

店に置くショップカードやチラシについて、今日、改めて考える機会に恵まれました。そして今後は、

其処がどのようなお店か。どのような人となりのご店主さんで、イベント主催者さんなのか…などなど。

そのイベントやお店についてお客さまからお尋ねをいただいた時に、私の中から自然と言葉が溢れて

止まらなくなるほど好きなお店や、紹介したいイベントに絞って、情報を置いていきたいと思います。

よろしくお願いいたします。

(※長文になりましたので、詳しくは折りたたんでいます。)

 

 

今日(6/14)の営業時間中、お一人の初めましてのお客様がいらっしゃいました。

その方は、お帰りの際、ご自身のショップカードを持っていらっしゃいました。

何気なく受け取りカウンターに置いていたのですが、その後いらっしゃったお客さまに

「どんなところですか?」とお尋ねを受けた時、私にはきちんとお返事ができませんでした。

お客さまに対しても、カードのオーナーさんに対しても、とても申し訳なく・恥ずかしく感じました。

そして、ショップカードを持っていらっしゃった方のことも、その場所のこともちゃんと知らずに

自分の店にそういった「情報」を置くことは、私には出来そうにないな。と、改めて痛感しました。

 

お高くとまっている。と思われる方も、いらっしゃるかもしれません。

持ちつ持たれつ。そんなに固く・難しく考える事ではないだろう。と感じられることかもしれません。

けれど、自分の店に置く「もの」である以上、ひとつひとつを大切に、「店」である責任を忘れずにいたいです。

お客様のお口に入る飲み物や食べ物・触れられる備品は、今まで同様無論なのですが…この店から届く、情報にも。

来て下さったお客さまに、安心していただけるように ―― 自分にできる限りの目と手と時間と心をかけていきたいです。

 

当店は、土曜日だけ、昼間だけ、6席だけ、店員1人だけ、数種の飲みものとケーキ1種類(+パンケーキ)だけ…

と「だけ」を挙げれば片手では足りないような、十坪にも満たない、色々小さな店です。その上恥ずかしながら、私は

まだこの店の全てをきちんと知り解り、把握し営業できているとは言い難く ―― 開店からもうすぐ一年となる今も、

反省・修正・微調整を繰り返し、試行錯誤を重ね続けている日々です。

 

お客さまへのおもてなしひとつとっても、「お越し下さった皆様に、充分に存分にご満足頂いております!」

…とはなかなか胸を張れず。土曜日の十時になる度ドキドキしながら開店し、時に頭を抱えつつ、嬉しくなりつつ、

脳内反省リストに諸々課題を追記しつつ、兎にも角にもホッとして、4時を過ぎると閉店しています。

 

だからこそ…というには恐縮でもあり僭越でもあるのですが、でも矢張り、こんな小さな店だからこそ。

置かせて頂くカードの内容(情報)についても、極力、私自身も責任を持ちたい。と、改めて自覚しました。

 

「もしかしたら、そちらのお店でお会いするかもしれませんね」と、笑顔で言いたくなるような、私自身が

普段からとても好きなお店のものを、さり気無くご紹介するような形で置かせて頂きたい。と、思います。

ご理解いただけましたら幸いです。

よろしくお願いいたします。

 

(今回のことは、当たり前と言えば当たり前の責任なので、先輩諸氏には今更の話であるかもしれません。

心の師匠に伝わったら、呆れていっそ笑われるか、真剣に雷を落とされるか、無感情でスルーされるか。…又は。

何にせよ、想像するだけで肝が冷えます。ただもうひたすら、自分の諸々の粗忽さが、恥ずかしいばかりです…。)

 


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