お菓子がお手元に届くまで

 

以前すこし上げた裏方事情が、一部の方にとても楽しんでいただけたようなので…パート2です。)

1:生地を仕込み、休ませ、型抜きし、焼きあげて。

2:乾燥剤(配合によっては脱酸素剤)と共に袋詰めしてシーラーで密封し。

3:裏面に食品表示のシールを貼り。表端にロゴ(など)を貼り。

4:完成。
 
お楽しみいただけましたら幸いですm(_ _)m

(下記は今回のお届けに関わる裏方話につき、折りたたみ…☆)

今回の企画では、いろいろと初の試み&大量注文であるにもかかわらず、
初期の時点で「食品ですし、委託じゃなくて買取で」と提案して下さった
nuwasuさんの漢気がとても格好良く、今も強く印象に残っています。

作り手としても色々考える機会を頂き、また、嬉しかったです。
相談時「会場に、お菓子を置けることが嬉しい。」と言ってくださった
彼女に応えられるようなお菓子を作りたい。お届けしたい。と、思いました。

少し現実的なお話になりますが、販売目的の発注には、買切と委託があります。
買切は、その売上の+-の全てをご注文者様が引き受けて下さる。ということ。
委託は(委託料の条件にも因りますが)、-分は、ほぼ全て作り手に戻ります。
卸の場合、基本的には会場の条件に合わせて値付けも変わってくるため、
高く見積もって頂いた価格でも(無事旅立ってくれるかしら…!?)、
安く見積もって頂いた価格でも(利益ちゃんと出ますか…!?)、
どちらにしてもどきどきしてしまう心配性なのですが、
今回は、これまでの中でも一番、
『どうぞ「あでり」も「とり」も「ファッジ」も無事に旅立ちますように』
『nuwasuさんのファンの皆さんに、楽しんでいただけますように…!』
という気持ちが強い、今までにない感覚の納品になりました。
 
(※今までに別の方から頂いたお問い合わせでは、内容より先に
「何割引で頼めますか?」と割引率を確認された経験はあれど、
 最初から買取を提案してくださったのは彼女が初めてでした…。)


「自分の提供するものを高く評価してもらえる。」という経験は、
得難くて、同時にとても、責任を実感する(緊張を伴う)機会でもあり。
本業の方でも「もっと役に立ちたい…!」という思いが強い最近は、
今回のお届けは、改めて嬉しくもあり、背筋の伸びる思いもしました。
現在の自分にできる最大の努力で表せるものが、今の実力。
落ち着いて、積み重ねて、応えられるようになっていきたいです。
まだまだ、道のりは嶮しいですが……がんばります。
 
あらためて、得難い機会を下さったnuwasuさんに、心からの感謝を。
 
明日から始まる個展には、私も近々本業が休みの日に伺います。
今日は準備中の状況の中、納品にお邪魔したので、
次は完成された空間全体を楽しみに、一人のファンとして伺います。
新作も旧作も、招待作家さん方の作品も、
静かにゆっくり時間をかけて、観たいものばかり。
とてもわくわくしています。
 
nuwasuさんの個展に行くと、不思議と元気が出るのです。
おすすめです。ぜひ。

 


« 10月11日(日)のおやつ ホームへ戻る Home ホームへ戻る 10月18日(日)のおやつ »