本棚、到着。
今朝、現場監督のTさんが届けてくださった本棚を…
雨が降る前に、ペンキ屋さんが白く塗ってくださいました。
収納もペンキ屋さんが枠を白く塗ってくださったので、壁の白(※)と馴染みます。ありがたい。
※今週、壁と天井には白地のクロスが貼られる予定です。
埃避けの背板を付けてもらった本棚も、淡い白地になりました。
キッパリの白と木目の残る淡い白、どんな白色にするか迷うところでしたが、
ペンキ屋さんが端切れにササッと大体の色見本を色々塗ってくださって、
とてもイメージしやすく、決めやすかったです。
その気遣いが嬉しくて、思わず「(見本を)分かりやすく作ってくださって、
ありがとうございます」と言った私に、
「こっちもこれが仕事なんで、当たり前のことをしてるだけなんで、
そんなに感謝されても困りますよー」と、カラッと笑顔で仰ったペンキ屋さん。
その姿が、明るい中にもとても「プロ」の顔をしておられて、
却って失礼なことを言ってしまったなと反省しつつ、とても清々しく嬉しかったです。
きちんと詳細な希望と、明確な指示や仕様と、分かりやすい見本があれば、
間違いなくちゃんと伝えられ&伝わって、お互い安心。
お互いに安心して進められた作業は、
無駄なく無理なく誰にとってもストレスフリーで、進行もとてもスムーズ。
毎日、素敵にプロフェッショナルな良い方々に来ていただけて、本当に有難いです。
恐縮しつつも、引渡しの日が楽しみな日々です。
(※下記は、少し横道に逸れた思い出話になるため折り畳み。工事情報はありません。)
野暮な話をするようですが、この工事は私にとって今までの人生で一番最初の大きな借金。
社会的に見たらそれほどの金額ではないかもしれませんが、私には初めてづくしで、ドキドキ続きです。
泣いても笑っても、結果は全て自分に返ってくる。勉強になることが、本当にたくさんたくさんあります。
昔のバイト先の店長の、「遊びじゃ店は続けられねーよ」という言葉を、最近時々思い出します。
あの頃、私は我ながらどうにも役に立たない申し訳ないばかりのヘッポコ店員でしたが、
店長があの時「店は出来ない」ではなく、「続けられない」という言葉を選ばれた理由が、
今になって「なんとなく」ではなく、もう少し芯近くから腑に落ちて掴めそうなところまで来ました。
少しは成長していると思いたい…です。
(…なんて言ったら、また遠くからカミナリが飛んできそうですけれども。)
泣いて済むなら泣けばいい。頭下げて許してもらえるなら何度でも下げればいい。
怒りや皮肉や八つ当たりで解決するなら、気の済むまで発散すればいい。
(ただし冷静さを欠く分リスクは特大。一度出た言葉と態度の印象は消えない。)
――でも、「それだけ」で済むことなんて、社会に出たら滅多にありゃしない。
商売は、日々、本気の勝負。
「客」が「プロ」に「金を払う」のは、それだけ「客も本気」ってことだから、
プロならそれを忘れちゃいけない。
(――ただし、それを表立って見せるのはものすごーく恰好悪いことなので、
何気なく優雅に泳ぐ水鳥を目指せ☆(意訳)と。)
恰好いい「店長」の下で働くことができて幸せだったなぁ。
と、今でも時々、懐かしくなります。
店長の下で働けて、あのプロ意識に触れられたことは、得難い経験でした。
今でも、とても感謝しています。