スコーン試作中〔2〕
例年より少し遅れて、田おこしが始まった今日この頃。
我が家の庭では、ドクダミとの攻防戦も静かに始まりました。
皆さま、お元気でお過ごしでしょうか。
「おうちで過ごす」時間が増えたこの時期、
お菓子作りをされる方も多い様子。その一方で、先月末頃からは、
バターや小麦粉、ゼラチンなどの品薄状態も続いています。
自分がお菓子作りを始めた幼い頃のことを思い出しつつ、
製菓の時間が、大人にも子供にも楽しいものであるといい。と願いつつ、
同時に、「楽しみ」とは何を指すのかを、考えさせられたりもしています。
※長くなりましたので、続きは折りたたみ…φ(._.)
さて、当店も小麦粉は3月の(休業明け予定の)頃注文した2キロ袋があと数袋。
バターは、いつもの業者さんに半月前にお願いしていたものが先週届き、
今月中旬からまた(最小量に抑えつつ)、スコーンの試作を再開しました。
状況に合わせて否応なしに変わりゆく日常を静かに感じつつ、
試行錯誤を続けています。
「もう少しミルク感が欲しい…。」と思い牛乳を足したところ、
ぺとぺとの生地になり、型抜きから難儀をしたり。
柔らかすぎて、上に膨らまず横に広がって焼きあがったり
ゆるくなり、キメの荒い穴ぼこだらけの焼き上がりになったり。
では。と、粉ミルクを加えてみたところ、全然膨らまなかったり。
(見た目は良いのに、食感はモソモソの口内砂漠化推進品となり、大反省;)
……などなど。また、迷路に入りこんでいます。
前回、方向が見えてきた。と思ったのは、錯覚だったのか…と自問自答しつつ。
(尤も、この浮沈は様々な試作で何度重ねても懲りない波でもありますが…。)
なかなかゴールは見えませんが、目指すところは変わらずあり。
脳内だけでは進まないので、現実は実行あるのみ。
製菓は化学変化。変化は実践あるのみ。
…と(ここにのせるに忍びない)失敗にへこたれつつも、
あれこれ試行錯誤を続けています。
そして、あっという間に五月も後半。時間の流れが早いです。
おいしくなーれー。